キビ代金78億5700万円/22・23年産
前期比11億円の大幅減
宮古4工場 トン当たり2万3694円
各製糖工場がまとめた2022・23年産サトウキビの代金は宮古地区4工場で78億5724万5686円(宮古製糖伊良部工場は搬入最終日以降の代金は未集計)だった。大豊作だった前期に比べ11億11949万円減った。トン当たりでは2万3694円。約9割がハーベスターによる刈り取りで利用料金を差し引いた額が農家手取りとなる。
22・23年産は4工場で33万1620㌧が搬入された。前期の36万3006㌧に比べ3万1386㌧の減。キビ代金は89億7674万円から約11億円減った。
前期は品質が良く平均糖度が15度を超える大豊作だった。今期は基準糖度帯(13・1~14・3度)内の13・85度だったが基準帯以下が約3割あり、トン当たり価格も前期の2万4729円に比べ1035円下がった。
地区別にトン当たり価格を見ると、最も高いのは伊良部の2万4323円、次いで多良間の2万4244円。宮古本島内は2万4000円に届かず、上野が2万3875円、城辺が2万3722円、下地が2万3394円、平良が2万3099円だった。工場別では宮古製糖城辺工場は2万3855円、沖縄製糖が2万3181円だった。
サトウキビの代金は原料価格と国からの交付金の合算で決まる。