商談会開催の実績など紹介/商工会議所
前年度の事業、決算報告/第97回通常議員総会を開催
宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)の第97回通常議員総会が27日、市内のホテルで行われ、2022年度の事業報告のほか、同年度決算を審議した。事業報告では今年1月に初めて開催した「ぷからす商談会」や人材採用の「みやジョブサイト」との連携など新たな取り組みの報告があった。
事業報告では新型コロナの制限緩和が進み、社会経済活動レベルの回帰が本格化しつつあるとした上で、取り組みを報告した。22年度はホームページの機能強化とメール配信、QRコードを活用したセミナーなどの申し込み簡素化、コロナマル経・セーフティネット災害認定などの融資活用や国・県の支援金活用に向けたオンライン申請のサポート業務に取り組んだ。
重点活動はコロナ禍を乗り越える事業の推進、ウィズコロナに向けた中小・小規模事業所の経営力向上、新たな経済振興、地域資源活用・育成事業の支援強化など7項目だった。
ぷからす商談会は商工会議所が音頭を取り、島内事業所の販路拡大を目的としたもので、売り手側買い手側合わせて47事業所が参加し盛況だった。参加者は売り手、買い手とも島内生産者、事業者。土産品や加工食品などの生産・製造事業者、農水畜産物生産者と、ホテル、飲食店、卸売業者。商談会開催は双方から好評だった。
あいさつで根路銘会頭は「空路の観光客はコロナの前よりも増えてきている。クルーズ船も少しずつ戻ってきた。このような状況を会員企業が最大限に利益が出せるよう会議所として頑張っていきたい。人材確保の問題にも取り組みたい」などと話した。