社会・全般
2023年7月1日(土)8:58
残りの半年平穏無事に
茅の輪くぐり健康願う/宮古神社
宮古神社で30日夕、半年ごとに罪や汚れをはらい清める神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」が行われた。参拝者らは「茅(ち)の輪」をくぐって、心身が清浄になるように祈願した。
大祓とは毎年、6月のみそかと12月の大みそかに行われる神社の年中行事。日常生活の中で知らず知らずのうちに重ねてきた罪や汚れを、形代(かたしろ)という紙製の人形(ひとがた)に移してはらい清め、大みそかまで、残りの半年を平穏無事に過ごせるように願って茅の輪をくぐる。6月に行われるものを夏越の大祓と呼ぶ。同神社には開始時間の午後5時前から多くの市民が集まった。訪れた人は神主からおはらいを受けた後、約10人一組に分かれそれぞれ3回ずつ茅の輪をくぐった。
下地から来た女性は「毎年この日は宮古神社に来ている。家業の繁栄と子供、孫みんなの健康を願いながら輪をくぐった」と話した。