安全・安心な社会実現誓う/社会を明るくする運動
市長に総理メッセージ伝達/街頭車両広報で運動意義PR
第73回社会を明るくする運動のメッセージ伝達式と街頭車両広報宣伝活動出発式が3日、市役所で行われた。宮古保護区保護司会や宮古更生保護女性会など関係者らが多数参加。岸田文雄内閣総理大臣などからのメッセージが伝達された。犯罪や非行の背景にある生きづらさに寄り添い、互いに支え合うことで安全・安心な明るい社会の実現につなげることを誓った。
同運動は、全国民が犯罪や非行の防止と更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な活動。テーマは「#生きづらさを生きていく。」で7月を強調月間・再犯防止啓発月間としている。
伝達式では、同運動宮古地区推進委員会委員長を務める座喜味一幸市長らに、岸田総理や玉城デニー県知事らのメッセージが伝達された。
岸田総理からは「犯罪や非行の背景には望まない孤独やさまざまな生きづらさが存在している。生きづらさを抱える人、再出発を図ろうとする人を受け入れることのできる包摂的な社会の実現を目指したい」とのメッセージが届けられた。
出発式で座喜味市長は「この運動を地道に根気強く継続していくことにより、安心して暮らせる明るい社会の構築、罪を犯した人が更生し、地域に受け入れられる社会の実現に大きく貢献するものと期待する」とあいさつした。
那覇保護観察所の岡田和也所長(代読・林正秀同所企画調整課長)、大城裕子教育長もあいさつを行い、社明運動を広く地域全体に広げていくことの大切さを呼び掛けた。
街頭車両広報宣伝活動は、参加者らが3班に分かれて実施。それぞれが担当の地域で、明るい社会の実現に向けた運動の意義をアピールした。