島民の笑顔満開で開幕/豊年祭でクイチャー奉納
宮古島夏まつり/4年ぶりに開催
宮古島夏まつり2023(主催・同まつり実行委員会)が21日、3日間の日程で始まった。初日は漲水御嶽と宮古神社で豊年祈願祭が行われ、女性たちがクイチャーを奉納し五穀豊穣と無病息災を祈願した。午後6時からは西里、市場、下里の3通り商店街で歩行者天国が実施された。新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりの開催となった今回の夏まつり。豊年祭も歩行者天国も、開催を心待ちにしていた市民、観光客らの笑顔であふれた。
漲水御嶽で行われた豊年祈願祭では、ツカサたちが祈りを捧げ、漲水クイチャー保存会や池間の女性たち、西原みどり会のメンバーらが島の繁栄を願うクイチャーを奉納した。
主催者を代表して、同まつり実行委員長の根路銘康文宮古島商工会議所会頭が「夏まつりの復活をうれしく思う。今回は3日間開催され、最終日には花火ショーも予定されている。祭りを楽しんでもらうとともに、この宮古島から元気パワーを全国に発信したい」とあいさつした。
座喜味一幸市長は「コロナ禍で3年間中止を余儀なくされたがようやく復活した。祭りを通して皆が集い、語らい、楽しむ時間を満喫してほしい」と呼び掛けた。
午後6時からは市内3商店街が歩行者天国となり、多くの出店が並んだ。すでにほとんどの学校が夏休みに入っていることから、会場は浴衣姿の家族連れや観光客でにぎわった。
2日目の22日は午後5時から歩行者天国が始まり、同6時25分からは特設ステージでミス宮古島の発表会。同7時20分からは東西大綱引きが行われる。
最終日の23日は会場をトゥリバー地区海浜公園内に移し、午後6時30分からダンススクールなどによる踊りの披露、そして同8時15分から花火ショーが開催される。