宮古島税関支署に昇格/地区税関平良出張所
関係者多数集い開署式
支署長 厳格な取り締まり目指す
7月1日付で沖縄地区税関石垣税関支署平良出張所が廃止され、新たに沖縄地区税関宮古島税関支署(宮城郁夫支署長)が設置されたことに伴う「沖縄地区税関宮古島税関支署開署式」が27日、市内のホテルで行われた。多くの関係者が開署を喜ぶ中、沖縄地区税関の庄子真憲税関長、宮城支署長が宮古地区の安全安心に向けた円滑な通関の実施、厳格な取り締まりの実施に意欲を示した。
出張所から支署への昇格は、国際クルーズ船や国際線旅客機の継続的な増加が見込まれる状況、観光立国の実現に向けた体制整備の観点から認められた。
庄子税関長は「通関手続きのさらなる円滑化など利用者の利便性向上に資するよう努力していく。不正薬物やテロ関連物資などを水際で阻止し安全安心な社会の実現に向けて厳格な取り締まりを実行していく。円滑な通関と厳格な水際取り締まりの両立を目指して全力を尽くす」と語った。
宮城支署長は「課せられた責務に身の引き締まる思い。一層の地域経済発展のため皆さんの期待に沿えるよう、外国貨物や海外旅客の円滑な通関、不正薬物などを水際で阻止する厳格な取り締まりを実行し、市民の安全安心に寄与していく」と謝辞を述べ、関係機関に支援と協力を求めた。
座喜味一幸市長は「税関業務は安全安心な社会の実現に資することに加え、観光貿易の円滑化により地域経済の発展を支える重要なもの。支署への機能改正により円滑な人、物の流れを確保し水際取り締まりの強化など、より万全な体制を構築していることに感謝する。今後も安心安全な社会の実現や貿易の円滑化など、関係機関と連携し宮古圏域の発展に貢献していただくことを切に願う」と祝辞を述べた。
宮古島海上保安部の福本拓也部長(代読・平川雄一次長)も祝福のメッセージを寄せた。