宮古島に暴風警報/きょう夕にも最接近
最大瞬間風速70メートル予想/台風6号
大型で非常に強い台風6号は1日午後3時には、那覇市の南東にあり時速15キロで西北西に進んでいる。勢力を維持しながら北西へ進み、2日に掛けて非常に強い勢力で宮古島地方に接近する見込み。宮古島地方気象台は1日午後4時3分に暴風警報を発表。2日には最接近する見通しで、台風の速度や進路によっては4日未明ごろまで長時間にわたり暴風にさらされる可能性がある。予想される最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。猛烈な西の風が吹くとして、最大級の警戒を呼び掛けている。暴風警報発表に伴い、市は災害警戒本部を設置、午後4時43分には市内全域に避難指示を発令した。(7面に関連)
同日午後3時現在の中心気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心の東側280キロ以内と、西側220キロ以内では風速25メートル以上の暴風。中心の北東側600キロ以内と南西側500キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
宮古島では1日夜のはじめごろから、多良間村では2日朝から暴風となる見込みで、2日は西の風、風速30~45メートルが予想されている。
2日午後6時までの24時間雨量は多いところで120ミリ。1時間最大で50ミリの非常に激しい雨が降る見込み。宮古島では台風の最接近と満潮時間が重なっており、警報基準を超える恐れがある。予想される波の高さは3日に掛けて最大10メートルと予想している。
宮古島地方気象台では「暴風や高波、高潮に厳重に警戒するとともに、土砂災害や低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に十分に注意してほしい」とし、最新の台風情報を確認するよう呼び掛けている。