4年ぶりに台湾国際交流―下地中/5泊6日で異文化体験
参加生徒、関係者が出発式
下地中学校(狩俣典昭校長)の第19回台湾国際交流の出発式が10日、宮古空港で行われ、参加する生徒7人と随行する学校関係者ら4人が4年ぶりの訪問と、さらなる交流促進に向け決意を示した。
下地中の台湾との交流は1999年から始まった。新型コロナウイルス感染症の影響で最近は訪問しての交流は中断していたが、今回4年ぶりに再開された。
交流団は5泊6日のホームステイをしながら、台湾観光で異文化を体験したり、姉妹校の漢口國民中学を訪問したりして両校の絆を深める。
出発式で狩俣校長は「伝統ある台湾交流事業がこうして行えることをうれしく思う。参加する生徒たちはこうした機会をつくってくれた保護者に感謝の気持ちを持ちながら、これまで以上に台湾への好奇心と探求心を大いに発揮して見聞を広めてほしい」と激励した。
生徒を代表して古波蔵さくらさん(3年)は「常に感謝の気持ちを持ちながら、台湾の歴史、文化、言語など、現地でしか学べないことをたくさん吸収してきたい」と決意を示した。
保護者を代表して日比野有希子さんは「これから進路を決めるタイミングでこうした体験をすることはありがたいこと。この経験はこれからの人生に大きく影響すると思う。怖がらずにいろいろなことに挑戦し楽しんできてほしい」と話した。
そのほか、激励に訪れた大城裕子教育長も「台湾では誇りを持って宮古島のこと、下地中のことを自分自身の言葉で堂々と伝えてきてほしい。一回り成長した皆さんと再会することを楽しみにしている」とあいさつした。