最優秀賞に上原さん/島文化継承への思い語る
優秀賞の津嘉山さんと県大会へ/婦人の主張地区大会
第55回婦人の主張宮古地区大会(主催・宮古地区婦人連合会)が13日、市未来創造センター多目的ホールで開かれた。本土から伊良部島に移住し、そこでの生活で感じたことを発表した上原沙由理さんが最優秀賞に輝いた。上原さんと優秀賞の津嘉山千代さんは9月20日に那覇市で開かれる県大会に宮古地区代表として出場する。
大会には4人が出場。上原さんは「島の文化 暮らしを受け継ぐ」、津嘉山さんは「八十代の青春」、優良賞の羽路真紀さんは「出会いに感謝」、原稿参加の島尻清子さんは「楽しく活きる力を育む」と題しそれぞれ発表した。
最優秀賞を受賞した上原さんは7年前、福岡から伊良部島に移住し、結婚をして言葉や文化の違いに戸惑った体験を話した。中でも盆や正月の行事に一番の違いを感じた。「義母には『大変だから全部やらなくて大丈夫』と言われたが昔から大事にされてきたことは受け継ぎたい」と述べた。
上原さんは「皆さん素晴らしい発表だったので自分が選ばれて驚いた。バスガイドの仕事をしているので人前で話すことは慣れていると思ったが、いざ話すとなると全く別物で緊張した。来月の県大会に向け、自分の伝えたいことを整理して皆さんの分まで頑張ってきたい」と意気込みを語った。
審査は内容、発声、表現・態度を50点満点で採点した。審査委員長を務めた仲舛京子さんは「どの発表も素晴らしく、宮古地区代表決めるのにとても悩んだ」と話した。
アトラクションとして宮古島警察署交通課の平良篤史さんが「交通ルールをしっかり守ろう」と題し、管内の事故の発生状況などを踏まえて講話した。