市民一丸で姉妹都市支援を/来月30日まで義援金募集
市など9団体協力呼び掛け/山火事のマウイ郡
宮古島市など市内9団体は24日、山火事発生で甚大な被害が出ている米ハワイ州マウイ郡への義援金募集について市役所で共同記者会見を開いた。市民一丸となって姉妹都市マウイの復興支援に協力するための募金を呼び掛けた。座喜味一幸市長は「市民の皆さんには被災地マウイ郡の方々に思いを寄せて義援金に協力していただきたい」と述べ、より多くの温かい支援を求めた。
義援金は9月30日まで、金融機関の専用口座やコンビニ、スーパーに設置した募金箱で募り、マウイ郡に送金する予定。マウイ郡の負担にならないような送金方法を検討するという。
義援金専用口座は、琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行、JAおきなわの各支店が開設。各窓口で振り込めば手数料は無料となる。
募金箱は、ファミリーマート市内全19店舗やタウンプラザかねひでみゃーく平良市場、琉銀・沖銀・海銀各支店、宮古島商工会議所、市伊良部商工会、宮古島観光協会に設置される。
共同会見は市のほか、宮古島商工会議所、宮古島観光協会、市伊良部商工会、宮古青年会議所、宮古島ロータリークラブ、宮古ライオンズクラブ、宮古島婦人連合会、市教育委員会の代表が出席。被災したマウイへの思いを語りながら、多くの協力に期待を示した。
市教委では、今年度の海外ホームステイ事業でハワイ州オアフ島を訪れた中高生13人が26日午後3~4時にサンエー宮古島シティおよびショッピングタウン宮古食品館前で募金活動を行う。
また、カギマナフラ実行委員会が9月の土日午後5~7時にサンエー宮古島シティ、かねひで前でフラダンスを披露しながら募金を呼び掛ける。
旧平良市とマウイ郡は1965年6月に姉妹都市となり、市内学生のホームステイ派遣事業やフラダンスイベントなど、教育や文化、経済など多方面で友好関係を続けている。
義援金の問い合わせは市観光商工課商工物産係(電話73・2690)の浦崎さん、安谷屋さん、徳田さんまで。