「山火事被害に募金を」/マウイ郡
街頭活動で呼び掛け/ハワイ短期留学の中学生
宮古島市など市内9団体が呼び掛けている山火事発生で甚大な被害が出ている米ハワイ州マウイ郡への義援金募集に呼応して今夏、市の派遣事業でハワイに短期留学した中学生ら13人が26日、市内の大型スーパー前2カ所で街頭募金活動を行った。中学生らが「マウイ島の山火事被害に募金をお願いします」と呼び掛けると買い物客らが快く応じていた。
旧平良市とマウイ郡は1965年6月に姉妹都市となり、市内学生のホームステイ派遣事業やフラダンスイベントなど、教育や文化、経済など多方面で友好関係を続けている。
街頭募金活動に参加した与那覇妃乃さん(西辺中3年)は短期留学中に3日間はマウイ島でホームステイする予定だったという。「マウイ島には行けなかったが、早く山火事が収まってほしい。心配なところもあるが、少しでも役に立ちたい」と話した。
また街頭募金はカギマナフラ実行委員会が9月の土日午後5~7時にサンエー宮古島シティ、タウンプラザかねひでみゃーく平良市場前でフラダンスを披露しながら募金を呼び掛ける予定。
義援金は9月30日まで金融機関の専用口座やコンビニ、スーパーに設置した募金箱でも募っている。
義援金専用口座は、琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行、JAおきなわの各支店が開設。各窓口で振り込めば手数料は無料となる。
募金箱は、ファミリーマート市内全19店舗やタウンプラザかねひでみゃーく平良市場、琉銀・沖銀・海銀各支店、宮古島商工会議所、市伊良部商工会、宮古島観光協会に設置されている。
呼び掛けているのは市のほか宮古島商工会議所、宮古島観光協会、市伊良部商工会、宮古青年会議所、宮古島ロータリークラブ、宮古ライオンズクラブ、宮古島婦人連合会、市教育委員会の9団体。