新総合体育館 総事業費81億円見込む/宮古島市
地下に緊急避難機能/国への要望概要を市議に説明
宮古島市は1日、国に要望している新総合体育館整備事業の概要について市議会議員に説明した。本体工事や解体工事、実施設計などを含めた総事業費は81億円を見込んだ。工期は2024~27年度の4年間を計画。RC造(鉄筋コンクリート造)の地上2階に加え、地下1階に緊急一時避難機能を持たせた駐車場(想定100台)を整備する。
敷地面積は約1万4305平方㍍。現在の施設を解体した後、敷地の北側、東側を一部造成し約3500平方㍍広げる計画となっている。
建築面積は約6779平方㍍。延床面積は1万5766平方㍍(地上部9467平方㍍、地下部6298平方㍍)となっている。
新体育館はメインアリーナが2268平方㍍でハンドボールやバスケットボールのコートだと2面設置できるという。サブコートは767平方㍍でバスケットコートは1面、バレーボールコートなら2面設置できる。
このほか、多目的室やトレーニング室、フィットネススタジオ、屋内ランニングコース、会議室などを整備する計画だ。
事業概要は川平陽一建設部長らが説明。議員らの質問に対し、地下の緊急一時避難の受け入れ人数は4500人を想定、空調は整備せず換気機能を備えるほか、自家発電の対応電力は3日程度を想定しているとした。
新体育館の完成イメージ図も披露された。施設正面に向かって右側に地下駐車場の出入り口を想定。屋根の一部には太陽光発電施設を設置して同施設の消費電力などに充てたい考えだ。