パイナガマに大量漂着ごみ/台風影響か、砂浜台無し
ダンブ8台分を撤去/建設業協
8月上旬の台風6号の影響による高潮や、その後の風の影響などが重なりパイナガマビーチに大量に流れ着いた漂着ごみの撤去作業が6日、同ビーチで行われた。市港湾課の要請を受けた県建設業協会宮古支部(平良正樹支部長)のメンバーが、大きな流木など砂浜に打ち上げられた漂着物を撤去した。
同課業務係の洲鎌秀彦係長は「パイナガマがこんな状況になることは聞いたことがない。台風6号以降にどんどん増えた。実際にビーチに降りてみるとその量があまりにもすごいので驚いた」と話した。
8月の台風では、パイナガマビーチだけでなく平良港内やトゥリバー地区にも大きな流木などが大量に流れ着いていたという。
パイナガマビーチついて、洲鎌係長は「まだまだ多くの観光客が利用する砂浜がこんな状況だと危険なので、同支部に撤去をお願いすると快く実施してくれた」と感謝した。
市からの要請を受けて同支部は、加盟50社から約60人が作業に参加。複数の重機をビーチに入れて、大量の漂着ごみの除去作業に汗を流した。
同支部によると、この日は用意した10トントラック8台分のごみを砂浜から撤去したという。
平良支部長は「まだまだ暑い日は続くし、このビーチにも多くの海水浴客が訪れる。支部のメンバーと一緒に危険なごみを撤去して、みんなが安全で安心して利用できる環境にしたい」と話した。
参加した支部のメンバーからは「これだけ大きな流木がこんなにパイナガマに漂着しているのはびっくり」などの声が聞かれた。