一般会計、実質収支7億円の黒字/市22年度決算
借金29億円減の435億円/貯金は91億円、6億円増
宮古島市の2022年度一般会計・特別会計の歳入決算額(収入済み額)は575億9924万円、歳出決算額(支出済み額)は557億6863万円となった。そのうち一般会計の歳入決算額は429億4058万円、歳出決算額は418億1223万円で、歳入と歳出の差引額から翌年度繰り越し財源額を差し引いた実質収支額は7億3666万円の黒字となった。一方、市の借金に当たる市債残高は前年度比29億5943万円減の435億9180万円、貯金に当たる財政調整積立基金は6億2372万円増の91億1031万円となった。
一般会計の決算規模を前年度と比較すると、歳入は7.6%減、歳出は5.2%減といずれも前年度を下回っている。
一般会計の歳入決算状況を見ると、予算現額462億9597万円に対し、歳入にすべきと決定した調定額は458億6053万円となったが、実際に納入された収入済み額は429億4058万円で、不納欠損額は前年度比83万円減の2183万円、収入未済額は3億8557万円増の28億9811万円となった。
歳出決算状況は、予算現額462億9597万円に対し支出済み額が418億1223万円、翌年度繰越額は30億8735万円で、支出されなかった不用額は13億9638万円で前年度比3億2833万円の増となった。
市債のうち22年度での借入金は16億2995万円で、歳入決算額に対する割合は2.8%だった。元利償還金は元金45億8938万円、利子2億479万円の計47億9417万円で歳出決算額に対する割合は8.6%だった。
財政調整積立基金の21年度末現在高は84億8659万円だった。22年度中は16億2372万円を積み増ししたのに対し、10億円を取り崩した。
特別会計(特会)の実質収支額を会計別に見ると、国民健康保険事業特会=3億6848万円▽港湾事業特会=0円▽介護保険特会=2億4909万円▽後期高齢者医療特会=466万円▽再生可能エネルギー運営事業特会=0円▽土地区画整理事業特会=0円-だった。
22年度決算は8日と11日の市議会予算決算委員会で審査が行われたが、採決は見送られていて、後日改めて審査、採決が行われる。