65歳以上1万5265人/高齢化率27.8%
最高は伊良部43.2%/宮古島市
市の65歳以上の高齢者人口は2023年3月末現在で1万5265人で総人口(5万4964人)に占める割合は27.8%と約4人に1人が高齢者であることが市高齢者支援課のまとめで分かった。高齢化率が25%を超えた4年前の19年3月末(25.7%)と比較すると2.1ポイント上昇した。地域別で最も高齢化率が高いのは伊良部地区の43.2%だった。
高齢者数と高齢化率を地域別で見ると▽平良地区8852人で23.5%▽城辺地区2234人で41.0%▽上野地区918人で23.3%▽下地地区1041人で35.0%▽伊良部地区2121人で43.2%-となっている。
平良、上野の高齢化率が他地域と比べ低くなっている要因として、高齢者人口は増加しているものの、全世代人口も増加していることが考えられる。また、市内の高齢者人口の3人に1人は独居となっていることや、「老々介護」の問題などが課題となっている。
市の100歳以上の長寿者は53人(23年9月15日時点)で男性7人、女性46人。多良間村はゼロ。県内の最高齢は114歳の女性。
県によると多良間村は人口1084人に対する65歳以上の高齢者人口は350人で高齢化率は32.3%(22年10月末)。
県は15日から21日までを「老人週間」と定め、「みんなで築こう 健康長寿と共生社会」をスローガンに▽すべての高齢者が安心して自立した生活ができる保健・福祉のまちづくりを進め、触れ合いの輪を広げる▽高齢者の生きがい・健康作り・介護予防等への取り組み▽高齢者の知識、経験を生かした就労・社会参加・ボランティア活動-など六つの目標を目指していく。