秋風受け、気持ち大空/宮古空港「空の日フェスタ」
75人が滑走路ウオーク
9月20日の「空の日」、同20~30日の「空の旬間」に伴う宮古空港「空の日フェスタ」が24日、同空港で行われた。午前6時すぎからは、滑走路でランウェイウオークが行われ、参加した家族連れら75人が朝日と心地よい秋風を感じながら一直線に伸びる滑走路を歩き、「最高だね」「飛行機になった気分」などと感想を話しながら、目の間に広がる広大な眺めを満喫した。空港ターミナルでは、子供たちが航空会社の制服を着用して撮影会を楽しんだ。
「空の日フェスタ」は、空への関心と航空業務への理解を深めることが目的。ランウェイウオークは当初、参加人数を40人に設定していたが、応募が多かったことから人数を増やしての対応となった。
参加した親子連れは、バスに乗って滑走路の南端に移動し、同空港に配備されている化学消防車の放水を見学した後、誘導灯がともる全長2000㍍の滑走路をそれぞれのペースで歩き、広々とした空港敷地と周辺の景色をのんびりと楽しんだ。
将来の夢はパイロットと話す山下喜平くん?(6)は「飛行機が大好き。初めて滑走路歩くことができてうれしいし、とっても楽しい」と笑顔になった。
母親の志保梨さん(45)は「いつも滑走路近くの高台から飛行機の離発着を見るのが大好きで、今回応募した。本人にとってはとてもいい経験になったと思う」と話した。
中村玲舞さん(平良第一小4年)は「初めて滑走路歩けて楽しかった。いつもは飛行機の機内から見る滑走路も、実際に自分の足で歩くと印象が全然違った」とランウェイウオークを振り返った。
宮古空港管理事務所の伊計盛之所長は「こうして実際に滑走路を歩ける機会は少ないので、参加者にはいい経験になったと思う。この機会に空港の仕事にも興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。