牛、豚、ヤギ料理を提供へ/市肉まつり
島内の消費拡大図る/産業まつりと同時開催
宮古島市肉まつり実行委員会(実行委員長・座喜味一幸市長)の総会が5日、市役所であり、肉まつりを宮古の産業まつりが予定されている12月2、3日に同会場で開催することを決めた。牛肉、豚肉、ヤギ肉料理を提供するほか、鶏卵も安価で販売する。市は当初、割安のチケット販売を予定していたが、混乱を避けるため、チケット販売はせず物品を安価で販売する方向で調整している。
事業計画によると、肉まつりは配合飼料の高騰で飼育コストが高止まりし、子牛を購入する肥育農家の買い控えで競り値が下落し畜産経営に打撃を与えている。島内の肉用牛生産基盤の安定と、安全で安心できるおいしい島内産肉の生産に役立てることと、PR活動による消費拡大と地産地消を目的としている。
実行委員会は市、県、JAの畜産関係者で構成。予算は315万円。産業まつり会場に出展ブースを設け、牛汁、ハンバーガー、ステーキ、ウインナー、豚汁、ヤギ汁、ヤギ刺し、鶏卵を販売する。ロールラップ回しやクイズ大会などのイベントも計画している。
座喜味市長は「宮古島でおいしい料理を食べたいという観光客もだいぶ増えてきた。その中でも肉というのはニーズが高い。アジアの人にも豚肉が人気がある。われわれが畜産振興をしながら、宮古の食材を供給するというのは時代の要望するところ。市民と連携しながらPR、盛り上げていくというのは大変重要だ。より一歩前に進めるという意味でも肉まつりは重要」と述べた。