マスターズ2大会で4冠/世界記録保持の亀濱さん
男子95~99歳クラス制覇
第44回全日本マスターズ陸上競技選手権大会(2023山口大会)と、第43回沖縄マスターズ陸上競技選手権大会に出場した亀濱敏夫さん(97)が両大会M95(男子95~99歳)クラスの100㍍、200㍍で優勝し4冠を達成した。11月5日に沖縄本島で開かれる全九州大会に出場する。「普段通りの走りで臨みたい」と亀濱さん。18日が誕生日で、来月の大会は98歳で挑戦する。
全日本マスターズは10月7~9日に山口・維新百年記念公園陸上競技場で行われた。100㍍は23秒16で優勝。200㍍では亀濱さん自身の持つ世界記録の更新はならなかったが49秒89のタイムで制した。
沖縄マスターズは9月10日に県総合運動公園陸上競技場で開かれ、100㍍は24秒36、200㍍は55秒82のタイムで2種目を制覇した。
新型コロナウイルス感染症の影響で大会が数年開催されない時期に、亀濱さんは95歳を迎え「M95クラス」となったが、昨年の沖縄マスターズの200㍍で世界記録を樹立した。
亀濱さんは「大会での勝負にはあまりこだわっていない。日課の散歩が今でも走れることにつながっている。歩く距離もコースも毎日違う。その日の気分で決める」と自然体を強調。「食事も制限はないが、生野菜が中心。体調が続く限り、健康のため運動し大会に生かしたい」と語った。