市民総合文化祭が開幕/未来創造センター
芸術活動の成果ずらり/一般の部展示部門22日まで
「想像する市民の文化」をテーマに第18回市民総合文化祭「一般の部・児童生徒の部」(主催・市、市教育委員会、市文化協会)が20日、市未来創造センターで開幕した。座喜味一幸市長、饒平名和枝文化協会長ら関係者がオープニングセレモニーを行い、宮古文化の発展に向けた盛り上がりに期待を示した。
同日からは「繋(つな)げよう!島の力」をサブテーマにした一般の部の展示部門が始まり、会場内に園芸、美術、写真、織物、盆栽、生活文化、茶道、文芸、書道、方言の各分野を愛好する市民の力作がずらりと並び、訪れた市民らが感性豊かな作品を鑑賞した。22日まで。
21日に「ミニ盆栽・苔(こけ)で作る小さな森」、22日には「書道パフォーマンス・苔」のワークショップが開かれるほか、22日午後4時から表彰式が行われる。
28、29の両日には児童生徒の部展示部門が同会場で行われ、2600点余の作品が展示される。
このほか、11月3日には一般の部「史跡巡り」、児童生徒の部「音楽祭」が行われ、来年1月28日の一般の部「芸能祭」で締めくくりとなる。
セレモニーでは、座喜味市長が市民の生きがいや明るい島づくりにつながるよう文化活動を推進するとしながら、市民に「各会場に足を運び関連行事にも参加し、市の文化活動に直接触れることで島の力をつなげてもらいたい」と呼び掛けた。
饒平名会長は「文化芸術活動を通して会員と市民の皆さんが交流を図り、創造的なプロセスを共有することで文化芸術活動への関心が高まる」と述べ、多くの来場を求めた。
大城裕子教育長は「文化祭の開催が本市の文化・芸術の振興に大きく寄与することを願う」とのメッセージを寄せ、上地廣敏市議会議長が祝辞を述べた。