宮国クイチャーなど披露/上野博愛まつり
多彩な催しで大盛況
第13回上野博愛まつり(主催・博愛の里上野地域づくり協議会)が21日、うえのドイツ文化村で開催された。伝統芸能の舞台発表、宮古そば早食い競争や抽選会など多彩な催しが行われ、参加した地域住民を大いに盛り上げた。同祭りは新型コロナウイルス感染症の影響でこれまで中止となっており4年ぶりの開催。
特設ステージは宮国民族芸能保存会の「宮国クイチャー」で幕開け。その後は上野中女子生徒によるストリートパフォーマンスや上野婦人会による琉舞、琉球國祭り太鼓のエイサー、陸上自衛隊西部方面音楽隊の演奏などが披露された。下地イサムさんのステージでは会場が一体となり盛り上がった。
来場者参加イベントとしてはビール早飲み競争や人気のゲーム機が賞品の子どもじゃんけん大会なども行われた。会場には屋台も出店。親子連れら来場者は、ステージを楽しみながらおいしい食事で祭り気分を満喫した。
同協議会の島尻重則会長は「新型コロナウイルス感染症が第5類に移行したことで、久しぶりに開催できた。コロナ禍で地域行事が中止になり、人との交流も厳しかった。皆さんとともに思い出に残る博愛まつりにしていきたい」と呼び掛けた。
会場に訪れた70代の女性は「コロナが落ち着いて少しずつイベントや行事が増えてきている。今年は上野まつりができることに感謝したい」と話した。
同祭りは、美しい博愛の心を基調に地域住民参加による相互の交流、協調性豊かな活力ある博愛の里上野地域づくりを図ることなどが目的で開催された。