学校関係者に衝撃走る/中学生への酒販売問題
警察も聞き取りで事実確認
今月21、22日に市内にある広場で開催された地域の祭り会場で、出店していた一部の店舗が中学生に酒類を販売していた問題を26日付紙面で本紙が報道すると、学校関係者に大きな衝撃が走った。
ある中学校の校長は「非常に衝撃を受けた。もし、出店者側が中学生と分かっていて酒を販売していたのであれば大問題。子供たちを見守る側の大人としてあり得ない。学校としてはゴールデンウイークや連休の際には保護者にも注意を喚起してきた。夜の祭りなどに出掛ける場合も保護者や大人の同行を求めてきた。この問題を受けて再度、飲酒喫煙防止教育の強化をしていきたい」と話した。
別の中学校では、保護者へのメールで「地域行事等への参加の際の注意指導徹底へ」のタイトルで、本紙の報道を伝えながら、参加方法について再度確認するとともに、アルコール、たばこ、薬物等の使用禁止の徹底を求めた。
一方、祭り期間中の会場では宮古島警察署の車両と装備品の展示が行われていた。パトカーや白バイなどが展示され、最大で5人の警察官がいたという。
展示は午後1時から同4時ごろまで行われていたが、その間に中学生が飲酒しているといった通報はなかったという。
会場にいた参加者によると、中学生が酒を購入している姿が見られたのは午後5時30分ごろとの話もあることから、別の場所で飲酒したか、警察官がいなくなってから飲酒した可能性もある。
同署では、事実確認も含めて関係者から話を聞いていくとしている。
この問題は、祭り期間中に会場に出店していた一部の店舗から複数校の中学生がチューハイなどの酒類を購入して飲酒していた。
飲酒していた生徒は数十人に上る見込みで、一部の生徒が酒に酔っている姿も多くの人に目撃されている。