11/26
2024
Tue
旧暦:10月25日 仏滅 癸 
教育・文化
2023年11月3日(金)9:00

郷土文化継承へ誇りと決意/中学文化祭舞台発表

各校生徒が活動成果/新旧織り交ぜた演目披露

 

下地中の生徒による「川満の棒振り」=2日、マティダ市民劇場

下地中の生徒による「川満の棒振り」=2日、マティダ市民劇場

第29回宮古地区中学校総合文化祭(主催・宮古地区中学校文化連盟)の舞台発表の部が2日、マティダ市民劇場で行われた。各校の生徒が伝統芸能やダンス、三線演奏、英語スピーチなど多様な文化活動の成果を発表し、次代の郷土文化を担っていく誇りと決意を演目の中で表現した。会場には多くの生徒や保護者、関係者らが駆け付けプログラム終了後には盛大な拍手を送った。

テーマは「今つなごう 新時代に残す 文化の力」。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で規模を縮小して実施したが、今年は4年ぶりに制限なしの通常開催となった。

開会行事で主催者を代表し同連盟の渡久山英徳会長が「高度情報化社会が進み、環境、エネルギー問題などグローバルな目線で考える時代が来ている。皆さんの持っている個性は一人一人違う。個性があるからこそ、さまざまな文化があり、それが継承されてきた。多様性を認めることがグローバル社会の中で大切なこと。舞台発表を通して多様性を理解する機会となれば」と話した。

また、狩俣3年の川満碧さんは「今年は昨年よりも思い出深い文化祭になる。このような発表の場があることで他の中学校のそれぞれの演目を見て気づきや学びがあると思う。中学生ならではの視点や考え方、表現の仕方がそれぞれ違うことで互いの個性に触れ合える。島のすてきな文化を自ら未来へつなぎ、新時代を担っていく」と生徒代表のあいさつに込めた。

文化祭は午前と午後の部に分けて行われた。午前の部は北、久松、城東の生徒たちによる三線演奏で幕開け。宮古特別支援学校は英語劇を、狩俣は創作ダンスをそれぞれ披露した。下地は地域で受け継がれてきた伝統芸能「川満の棒振り」を堂々と発表した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!