産業・経済
2023年11月14日(火)8:59
宮糖3工場は年内操業/23・24年期キビ
沖糖は年明けの見通し
宮古製糖は3工場の2023・24年期サトウキビの製糖操業を年内に開始することを決めた。沖縄製糖は機械整備に時間を要しており、年内操業開始は厳しい状況で年明けになる可能性が高い。
宮糖は多良間工場が12月5日、城辺工場が同13日、伊良部工場は確定していないが同中旬ごろになる見通し。
搬入量は、城辺工場が11万2000㌧、伊良部工場が5万8450㌧、多良間工場が2万2261㌧を見込み、3工場で前期より約5000㌧減を予想している。
沖糖は機械整備が12月中旬ごろまでかかる見通しで、その後、試運転など調整を行う必要があるため年内操業は厳しいとしている。沖糖は搬入量を前期より約1万㌧少ない12万4000㌧と見込んでいる。
4工場の総搬入量は前期より約1万5000㌧減と予想されているが、30万㌧は上回る見通し。
減産予想について工場は「干ばつ傾向で茎の伸びの鈍化が影響している」と見ている。