過去の紙面、一堂に展示/「宮古の新聞展」開幕
22紙をパネル、複製本で/市立図書館で19日まで開催
過去に宮古島で発刊され廃刊となった多くの新聞社などの紙面を展示紹介する「宮古の新聞展~紙面で振り返る宮古の歩み~」(宮古毎日新聞社、宮古新報社、Nansei共催)が14日、市立図書館でスタートした。開館時間の午前10時から市民が訪れ、「懐かしい」「面白い」などと話しながら熱心に見入っていた。19日まで。16日は図書館の資料整理日で休み。15、17、18日は午前10時~午後5時。最終日の19日は午後3時まで。
展示されている新聞紙面は、デジタルアーカイブ業を展開するNansei(那覇市、山田豊社長)が長年保存していたもの。宮古毎日新聞、宮古新報ほか20紙の拡大パネルや複製本を閲覧することができる。
開館時間と同時に訪れた80代の男性は「新聞で告知されていたので楽しみにしていた。国会図書館でマイクロ資料を見たことはあるが、パネルで大きく見られるのはうれしい。宮古にテレビがなかった時代は新聞の情報は貴重だった。見ているといろいろ思い出すきっかけにもなって良いと思う」と話した。
夫と見学に来たという70代の女性は「生まれる前からの新聞もあって楽しい。写真を見ると昔のたたずまいを知ることができる。復帰直前の記事を見て、あの頃行われていた集会やパレードに父に連れられて行ったことを思い出して懐かしくなった」と笑顔を見せた。
最終日の19日午後1時~同2時半はトークショーが行われる。パネラーは、宮古郷土史研究会顧問の仲宗根將二さんとNansei創業者で、現在は相談役の砂川哲男さん(宮古島市出身)。司会は元沖縄タイムス宮古支局長でNansei常務の稲嶺幸弘さん。