トゥリバー・周辺観光拠点 整備で基本計画策定へ
民間活力の導入目指す/みなとまち再生P検討委・幹事会
来年2月、最終案取りまとめ
第1回みなとまち宮古再生プロジェクト検討委員会・幹事会が16日、平良港ターミナルビルで行われ、委員長に嘉数登副市長、副委員長に川平陽一市建設部長を選任した。議事では、昨年度で案を作成した第1期宮古島市みなとまちづくり基本計画【拠点Ⅱ(トゥリバー地区と周辺観光拠点の整備)編】策定に向けたスケジュールなどを決定。魅力ある環境整備に向け議論することを確認した。
基本計画拠点Ⅱ編の策定に向けては、民間活力の導入可能性調査の結果も含めた最終案を、来年2月中旬に予定する第2回検討委員会・幹事会までにまとめることとした。
民間活力の導入可能性調査は、官民連携によるまちづくりを目指し、トゥリバー地区におけるマリーナ施設および公有地を活用したにぎわい施設などの周辺整備、それら施設の維持管理・運営などに関して民間のノウハウ・資金を活用した官民連携手法の事業スキームを検討。その効果および課題などを整理した上で事業の実施可能性について評価する。
検討委員会・幹事会の冒頭であいさつした嘉数副市長は、「今年度はクルーズ船寄港数も回復しはじめ、港周辺の環境整備は急務となっている。本日は皆さんの幅広い意見を頂戴したい」と呼び掛けた。
幹事会では、幹事長に川平建設部長、副幹事長に砂川朗市観光商工スポーツ部長の就任を決めた。
幹事長となった川平建設部長は「本検討委員会ではクルーズ船寄港を機に観光客に対応するための整備方針について検討を重ねてきた。今年度すでに10隻を超えるクルーズ船が寄港するなど、平良港周辺まちづくりはにぎわいを増す見込み。今年度も平良港周辺の魅力ある環境整備に向けた議論を重ねていきたい」と述べ、関係者の協力を求めた。