「離島フェア2023」開幕/4年ぶりの通常開催
宮古地区から19社・団体
【那覇支社】宮古島市や多良間村など県内の離島から多くの関係者、企業、団体が参加する「離島フェア2023」が24日、沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。4年ぶりの通常開催で、キャッチフレーズは「帰って来たよ!離島フェア」。宮古・伊良部、多良間から19社・団体が出展し、それぞれの商品をアピールしている。26日まで。
同イベントは、離島の産業振興、離島地域と都市地域及び離島相互間の交流促進などが目的。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模縮小の開催だった過去3年間を含め、毎年開催しており、今回で35回目を迎える。
オープニングセレモニーでは、大東太鼓「北曙会」による太鼓演舞や、くす玉割りなどが宮里哲実行委員長や照屋義実副知事、離島の各市町村長らによって行われた。
宮古島市の「みーや」や多良間村の「たらぴん」などの各離島市長村のイメージキャラクターも集い、式典を盛り上げた。
宮古島市観光商工スポーツ部の砂川朗部長は「島の特産品の魅力を島内以外に発信できるいいチャンス。宮古の良さをどれだけアピールできるか、期待している。ぜひ多くの人に来場してほしい」と述べた。
多良間村の伊良皆光夫村長は「特産品が少ない多良間だったが、地域の皆さんが頑張ってブースも大きくなった」と喜んだ。
その上で「新しく開発し、出品した特産品を知ってもらうことによって、やる気が出てさらに新しいことへ挑戦、あるいは地域の名産になっていく、というようないい方向や形になってほしい」と期待した。
宮里実行委員長は「この3年間はとても寂しく残念な気持ちであったが、多くの関係者からの支援や協力もあり、心折れることなく、きょうの開催を迎えることができた。4年ぶりのリアル開催の醍醐味(だいごみ)を感じていただければ」とあいさつした。