中心市街地でにぎわい創出/活性化推進本部
根間公園など整備へ
第1回会議で基本計画承認/来年1月、国に申請
市中心市街地活性化推進本部(本部長・嘉数登副市長)の第1回会議が28日、市議会全員協議会室で開かれた。根間公園整備や西里通りの下水道整備などを進め、にぎわいを創出する。目指す都市像は「高揚感と活気のあるまち”ひと+まち+みなと“賑(にぎ)わい繋(つな)ぐまちづくり」。各部局の部長らが参加して基本計画を承認した。来年1月末までに内閣府へ申請し、同年3月に認定を受ける見込み。
同計画は、中心市街地における都市機能の増進および経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進するもの。国の認定を受けた計画に対し、関係府省庁が連携して重点的に支援する。
中心市街地に設定されているのは市内3通りや平良港などを含む約87ヘクタール。第1期計画で、2024年から5年間に実施される。
課題については▽中心市街地での滞在の魅力・回遊性の向上▽国際クルーズ拠点としての魅力ある拠点づくり▽庁舎機能移転後の旧平良庁舎の利活用▽中心市街地における人口減少・少子化・高齢化への対応-が挙げられている。
活性化の方針としては①中心市街地とみなとまちの連携による満足度の高い交流機会の提供②訪れやすく、多彩なサービスを心地よく楽しめる商業空間の形成③誰もが住みやすく、安全・快適で利便性の高い居住空間の整備-を掲げた。
根間公園は広場のほか、あずまややベンチなどの休憩施設を整備する。24年度の着手を目指している。下地睦子環境衛生局長は「市街地にとって根間公園は避難場所として重要であり、防災面での整備を考えることが必要だ」と求めた。
中心市街地には老朽化した低層住宅が密集している状況から、住宅用地を集積した高層共同住宅を新設することを今後検討していく。
今後は12月にパブリックコメントの実施を予定している。