チャーターの定期便化期待/FDA久米島-下地島便
来年2月運航で桃原町長/市へ相互発展で連携要請
来年2月に久米島-下地島間チャーター便が運航するのを前に、久米島の桃原秀雄町長らが7日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、チャーター便から定期便になることへ期待を示すとともに、今後も連携して相互発展のため協力して取り組んでいくことを要請した。座喜味市長も歓迎し、両市町のさらなる交流促進に向けて協力することを確認した。直行便は静岡を拠点とするフジドリームエアライン(FDA)が来年2月7日から14日までの期間で運航する。
久米島町と下地島空港間の直行チャーター便は、みやこ下地島空港ターミナルの運営に携わる三菱地所に同町が業務委託して進めてきた「久米島および久米島と宮古諸島を巡る周遊観光喚起事業」の一環で決定。
期間中は合計6往復(1日1往復)で実証運航する。チャーター便の運航に合わせ、双方の空港から1~4泊滞在できる包括旅行ツアー商品も販売される。運航スケジュールは2月7、10、13日が下地島空港から午後2時35分発-午後3時20分久米島着。8、11、14日は下地島空港から午前9時10分発-午前9時55分着となっている。
久米島からはいずれも午後5時15分発-午後6時5分下地島空港着で所要時間は約50分となっている。
桃原町長は「町民から宮古島に行けないかという声があった。三菱地所に協力してもらい期間運航だが運航が決まった。下地島空港は国内外で注目が高まっている。離島間の互いの交流ができればと思っている。将来的には定期便ができればと思う。成功させよう」と話した。
座喜味市長は「新たなメニューとして喜んでいる。沖縄本島のみならず、離島そのものが脚光を浴びている。今回の企画は大変面白い。久米島線のニーズはあると思う。観光客にも離島の良さを分かってもらい、定期便として展開できれば。久米島町と連携しながら満足度を上げるために受け入れ態勢を整えたい」と述べた。
三菱地所空港事業部の渡部勝担当部長は「FDAの機材を活用して実現することができた。これからになるが次の結果につながるよう皆さんの協力をいただき頑張っていきたい」と語った。