4万円上げの49万円/12月牛競り
前月から子牛やや値戻す
2023年12月期肉用牛競りが8日、JAおきなわ宮古家畜市場で行われた。子牛1頭平均価格は前月から、やや値を戻し4万3732円上げ、49万4040円となった。平均キロ単価は1815円で前月比199円の上げとなった。今年は5月に9年ぶりに40万円台となり、6月はやや値を戻すも7月から50万円を割り込んでいる。年末年始の枝肉需要で若干持ち直した格好だが先行きは見通せていない。
子牛は322頭が上場され、すべて(本人買い含む)取り引きが成立。平均体重は272キロだった。
1頭平均価格は去勢が前月比4万3346円高の53万4310円、雌も持ち直し前月から3万9949円上がって42万6589円となった。最高価格は去勢の92万2900円だった。
平均キロ単価は去勢が前月比188円高の1893円、雌は同207円高の1670円だった。
成牛を含めた上場頭数は380頭で、すべてが取り引きされた。成牛を含めた1頭平均価格は44万6197円。去勢が53万4310円、雌が34万6698円。全体の販売額は1億6910万8500円となった。
購買者の一人は「年末年始に向けて枝肉相場がやや上がっている。子牛の値も連動したかも。米国で牛肉供給が減っているという話も聞こえる。でも先はまだまだ見通せない」と説明した。