宮古空港駐車場 駐車後30分間無料へ
県、料金体系見直し検討/「混雑解消に有効」との見解示す
宮古空港駐車場の料金体系について、県が一部無料化を含め検討していることが15日に行われた市議会(平良敏夫議長)12月定例会一般質問の中で示された。今後、駐車後30分間は無料になる見込みだ。
答弁で市建設部の川平陽一部長は「県に確認したところ、混雑の解消を図るためには入庫(駐車)後の30分間の無料は有効であるとの考えを示している」と説明。その上で「県としては今後、宮古空港駐車場の一部無料化を含めて料金の体系見直しに取り組むとのことだった。市としても同空港駐車場の料金については引き続き県と協議したい」と述べた。
同空港駐車場については、9月15日に大型トレーラーが駐車場に入った際、県が設置、管理している入口の発券機に接触して機械が破損。長期間、料金が徴収できなかった。
発券機は11月29、30日に復旧作業を行い、今月1日から再稼働している。
今定例会では、同駐車場について複数の市議が質問。入り口ゲートの駐車場発券機についても12日の一般質問で問いただされた市は「今後は、入り口ゲートを1カ所増設することで、故障時や緊急時にも対応できるよう県に要請したい」との見解を示している。
これにより、入口の発券機増設と駐車後30分間の無料化により、利便性の向上と混雑緩和が図られる見込みとなっている。