福祉用具の洗浄、乾燥を機械化/宮古島介護琉心
宮古島初導入で見学会
介護事業の宮古島介護琉心(下地美和代表)はこのほど、福祉用具などを乾燥させる機械を導入した。宮古島では初めてで20日、同社が運営するグループホームみなみで見学会を開き、性能などを紹介して感染防止や人手不足解消につながることをアピールした。
見学会には介護従事者らが訪れ、同社責任者の砂川泰樹さん、管理者の福原正也さんが機械を実際に動かしながら説明を行った。福原さんは「作業を機械に任せることで短時間で済み、人手不足も解消できる」と話した。
今回導入されたのは車いすや歩行器などを洗浄・消毒する「ラスカル」、マットレスを洗浄する「クリーンウォッシャー」、複数のマットレスを短時間で乾燥、抗菌できる「クリーンキーパー」の3台。
クリーンキーパーは介護用だけでなく、家庭やホテルで使用されているものでも対応でき、マットレスの乾燥については110度の高温で処理するため、ダニやトコジラミなども死滅するという。
砂川さんは「今までは宮古に機械がなく、マットレスなどは沖縄本島に送り、送り返してもらっていると聞いていた。マットレスの洗浄から乾燥まで当日中に返却することができるようになるので利用してもらえたら」と語った。
参加した介護従事者の男性は「今は施設で高圧洗浄機を使って洗い、干している。時間も人員もかかるので機械化できるのは魅力的。持ち帰って検討したい」と話した。
見学会はきょう21日も開催予定。問い合わせは(電話090・7161・9322)担当・砂川さんまで。