全国ベスト20に選出/高校生ビジネスプラングランプリ
規格外農産物の活用提案/表彰伝達 県内で唯一、活躍たたえる
宮総実アグリ・リサーチ同好会
宮古総合実業高校(千葉直史校長)の生徒3人で構成するアグリ・リサーチ同好会(川上徠華部長)がこのほど、第11回「高校生ビジネスプラン・グランプリ(BPG)」(主催・日本政策金融公庫)で県内から唯一、ベスト20に選出され、「セミファイナリスト賞」に輝いた。21日に同校で表彰伝達が行われ、沖縄振興開発金融公庫宮古支店の大城一也支店長が川上部長らに表彰状とメダルを贈り活躍をたたえた。
今グランプリには、全国505校から過去最多となる5014件(県内4校16件)がエントリーした。
同好会は川上部長と小澤里星さん、桑畑真那さん(ともに3年)の3人。「私達のレシピで繋(つな)げる地産地消」と題し、宮古で規格外となった農産物を活用するレシピを開発、菓子製造業者や飲食店に販売するプランで、地産地消の推進と食品ロス低減による持続可能な社会の実現につなげることを提案した。
伝達を受け、川上部長は「うれしい。放課後など遅くまで取り組んだ。未経験のことで大変だった」と振り返り、「製パン会社に就職する。自分の店を出すという目標に向け、この経験を生かしたい」と語った。
小澤さんは「みんなで協力したことを生かし、就職先でもいろいろな人と関りを持っていきたい」、桑畑さんは「この経験を将来に生かせたらいい」と喜びと抱負を話した。
大城支店長は「多くのライバルがいる中でのベスト20入りは素晴らしい。貴重な経験を生かして今後も頑張ってほしい」と激励。同好会を支援した同支店総務課の安慶名忍課長も入賞を喜んだ。
千葉校長は「良い取り組み。起業の目標などに向けて、今後も頑張ってくれることを期待している」とエールを送った。