「野球しようぜ」/大谷選手からグローブ
各小学校に届く
二刀流で大活躍のメジャーリーガー、大谷翔平選手から25日、市内の各小学校にジュニア用野球グローブ3個ずつが届いた。クリスマスの日に届いた思わぬプレゼントに子どもたちは大喜び。大谷選手のメッセージが添えられており、「このグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。野球しようぜ」と呼び掛けている。
このうち西城小学校(砂川義治校長)では到着後、正面玄関にコーナーを設置してグローブとメッセージをお披露目した。児童たちはグローブをはめてみるなど、スーパースターから届いたプレゼントに笑顔を見せていた。
大谷選手は、幼少期から野球を楽しんでいた経験から、日本全国の各小学校へ3個のジュニア用野球グローブを寄贈することを11月に発表していた。
グローブは小学校低学年用サイズで右利き用2個、左利き用1個。今月から来年3月までの期間に、全国の小学校に順次贈られるという。
市内の小学校には、大谷選手がアスリート契約するニューバランスジャパンから直接郵送されてきた。事前に連絡などはなく、学校関係者も「大谷選手からのクリスマスプレゼントだ」と喜んだ。
メッセージの中で大谷選手は「子どもたちが野球に興味を持ってもらいたい。野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツ。このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらいたい」と寄贈の理由を記している。
同校の砂川校長は「グローブは午前中に届いた。子どもたちも見て触ってうれしそうだった。昼休みなどにキャッチボールを楽しんでもらいたい。使い方を決めて子どもたちが誰でも使えるようにしたい」と語った。
所属チームで投手を務める田名礼虎(らいが)君(3年)は「大谷選手が大好き。グローブはいい感触だった。軽くて使いやすそう。練習で使ってみたい」と満面の笑みで話した。