市民目線で行政運営/座喜味市長
仕事始めで職員訓示/「就任4年目、総決算」
市の2024年仕事始めの会が4日、市役所で行われ、座喜味一幸市長が課長以上の職員らに対し、新年の訓示を行った。座喜味市長は「今年は新たなステージへステップアップさせたい。就任4年目を迎え、総決算の時期で市民に実績を示さなければならない。市民目線で各部の連携が取れた効果的な行政運営を行い、市の振興発展、所得向上に取り組もう」と述べた。
座喜味市長は昨年を振り返り、「コロナが明けて経済が活発になった。政府の旅行支援等で影響して宿泊日数が増えたり、観光消費額が増えたりした。所得につながるような効果を注視しながら観光の振興に臨みたい」と語った。
スポーツアイランドの取り組みについては、伊良部島の野球場およびサブグラウンドの受け入れ体制が整ったことや、新総合育館の実施設計が予算確保に向けて動いていることを報告。「取り組みの結果が出ている」と意気込んだ。
課題としては「われわれの取り組みが具体的に市民の所得につながっていることや、『漏れ経済』と言われた経済を地域循環にしていくための大きな作業が残っている」と話した。
職員に対しては「宮古島が新たなステージに向かって何を準備しなければならないのか、何を整えなければならないのかを互いに協力してほしい。市民の負託に応え、市民の信頼を勝ち取ることが大変重要だ。夢と希望を持って頑張ろう」と呼び掛けた。