豊かな生活実現へ/宮古島市
辰年に飛躍誓う/新春の集い 政財界から300人
宮古島市主催の2024年新春の集いが4日、市内のホテルで開かれた。会場には、行政、企業の代表らが続々と来場。それぞれがあいさつを交わしながら、辰年に大きく飛躍することを誓い合った。座喜味一幸市長は「集大成の年としてその成果を市民、企業の皆さんに示していきたい」と述べ、市民のより豊かな生活実現に向けて決意を示した。
集いは、午後4時から約300人が参加して開催。島袋本流紫豊の会前里博美琉舞練場の新里美恵子さん、砂川直子さんによる「かぎやで風」で幕開けした。
あいさつで、座喜味市長は観光地として持続的に選ばれる基盤づくりが重要だと強調し「経済界、教育、福祉を含めた多くの皆さんが心を一つにして、宮古島が日本全体の財産、多くの人のふるさろとして共有される流れを作ることこそが10年、20年先のあるべき形につながる」と一体的な取り組みを呼び掛けた。
さらに、「各企業には発展、従業員の人材育成や所得アップに取り組んでほしい。市としてもありとあらゆるきめ細やかな受け入れ態勢の整備にスピード感を持って取り組む」と述べた。
平良敏夫議長(代読・長崎富夫副議長)は「宮古島の観光が新たなステージに入ることを期待している。市民生活の向上にしっかりと取り組み、宮古の魅力が整うよう取り組んでいく」とあいさつした。
恒例の各会代表によるたる酒鏡開きも行われ、辰年の24年が宮古島にとって飛躍と繁栄の1年となることを願った。
乾杯のあいさつでは、宮古島商工会議所の根路銘康文会頭が、「宮古島が大きく変化、成長することを祈念する」と音頭をとった。
そのほか、みやこ少年少女合唱団が市歌を斉唱し新春の集いに花を添えた。