地元の要望「今後に生かす」/自見沖縄担当相が初来島
下地島空港など島内を視察
自見英子内閣府特命担当相(沖縄および北方対策)が10日、就任後初めて来島し下地島空港や平良港などを視察した。大臣就任に当たり、担当地域の実情を見るための来島で、市内各地の振興事業の現場を視察するとともに市などから離島の現状や各振興策について要望を受けたといい、「しっかりと今後の取り組みに生かしていきたい」と述べた。(7面に関連)
自見沖縄担当相は同日午前の直行便で宮古入り。▽いらぶ大橋海の駅▽下地島空港▽平良港のクルーズ船専用バース▽みやこ福祉会の野菜ランドみやこ▽宮古島地下ダム資料館-を視察した。その後、同日夕に石垣島に移動した。
このうち地下ダム資料館では、沖縄総合事務局宮古伊良部農業水利事業所の今別府純一所長らが宮古島における国営かんがい排水事業の実施状況などについて説明した。
今別府所長は「2022年度までに63%の事業進捗(しんちょく)となっており、28年度に事業を完了する予定となっている。水源となる仲原地下ダムについては、24年度完成予定で、保良地下ダムその他の基幹農業水利施設については、28年度までの完成を目指して工事を進めている」などと説明した。
また、いらぶ大橋海の駅では県宮古土木事務所の上原正也所長が伊良部大橋整備事業の概要について説明し、自見沖縄担当相が興味深げに聞き入っていた。
11日は竹富町や石垣市内を視察する予定。