機械刈り一段と進む/サトウキビ収穫
申請段階で96%/ハーベスターフル稼働
年明けに沖縄製糖宮古工場が製糖操業を開始し、地区内4工場には2023-24年産サトウキビが搬入されている。年末まではやや天候が崩れる日もあったが、年明けからは天候に恵まれ、ハーベスターが各地でフル稼働している。宮古地区ハーベスター運営協議会によると、申請段階における今期機械刈りの比率は過去最高の96%に達し、前期の90%を6ポイント上回っている。
ハーベスター運営協議会がまとめた地区別申し込み状況(面積、比率)は沖縄製糖管内が▽平良=1357ヘクタール、96.4%▽下地=655ヘクタール、97.6%▽長間3区=271ヘクタール、97.8%-。宮古製糖が▽城辺=1477ヘクタール、97.2%▽上野=532ヘクタール、98.5%▽伊良部=1026ヘクタール、92.1%-となっている。
いずれも前期を上回る比率で、機械刈りを選択する生産農家が一層増えている。
ただ、ハーベスターは降雨など天候不良が続くと畑に入れないことから収穫作業がストップし、工場が原料不足を起こす。長期化すると製糖期が後ろにずれていくため、常に天候をにらんだ収穫作業を続けなければならない。前期は長雨が続き、たびたび工場が稼働休止を強いられた。