日本一のベルト手に凱旋/ライトフライ級新王者の川満さん
「防衛重ねさらに上へ」/市長「市民に元気与えた」
プロボクシングの日本ライトフライ級新王者の川満俊輝さん(28)=宮古島市平良出身=が15日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、チャンピオンベルトを披露した。川満さんは「宮古島にベルトを持ち帰り、報告できることを幸せに思う。防衛を重ねて、さらに上のステージに行けるよう精進したい」と話した。関係者によると宮古出身者の日本王者誕生は初めて。川満さんを高校時代に指導した知念健次さんらが同行した。
川満さんは昨年12月17日に兵庫県で開催されたタイトルマッチで、2回1分0秒TKOで勝利し第46代王者に輝いた。この試合も含めてプロ戦績は10戦9勝1敗。
座喜味市長は「たゆまぬ努力の成果だ。小さな島から日本チャンピオンが生まれることは大偉業だ。宮古の誇りであり、市民に元気を与えた。第一ゲートを通過したので世界を目指してほしい。島から声援を送りたい」と期待を寄せた。
川満さんは「前回はプロ初敗戦で心が折れそうになった。知念さんから教わった『アララガマ魂』で頑張れた。宮古島の皆さんのおかげだ」と振り返った。
今後については「まだ獲ったばかりで強いチャンピオンと認められていない。みんなに認められ、胸を張れるようなチャンピオンになりたい」と述べた。
川満さんは元世界王者の比嘉大吾さん、同じ三迫ジムに所属する狩俣綾汰さんとは同級生。高校時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。
きょう16日は市内の飲食店で祝勝会を開催する。