子どもの読書活動推進へ/市教委
第2次計画策定委を発足/7月末に教育長へ答申
市教育委員会は17日、市立図書館で「第2次宮古島市子どもの読書活動推進計画」を策定するための委員会を発足した。関係機関や保護者、子どもにアンケート調査を行い、7月末に大城裕子教育長へ答申する予定。
2019年から行われていた第1次計画での目標「子どもが読書の楽しさに気づき、自ら進んで本を読みたくなる環境づくり」を継承しつつ、時代の変化や多様性に目を配りながら読書活動の推進を地域協働で行う計画。国、県の「読書活動推進計画」に基づき策定する。
策定委員へ委嘱状交付を行った市未来創造センターの宮國泰誠センター長は、小中高校生の読書をしない割合を示した「不読率」の数字を「厳しい現実」とした上で「子どもたちの読書活動のため、それぞれの立場で忌憚(きたん)のない意見交換を行ってほしい」とあいさつした。
その後、第1回目となる委員会では計画案やスケジュールを確認。第2次計画の基本目標に▽子どもたちの発達に応じた読書方法の提供▽多様な子どもたちの読書機会の確保▽デジタル社会に対応した読書環境の整備▽子どもの視点に立った読書活動の推進-を挙げた。
今月末にアンケート作成と依頼を行い、2月には回収し集計。3月に結果を基に県の計画を織り込み素案を作成する。その後、7月に大城教育長へ答申されることになっている。
委員は次の通り。(敬称略)
委員長=奥平知恵美(市生涯学習部図書館長)▽副委員長=梶原健次(同生涯学習振興課長)▽委員=福里匡(同中央公民館長)与那覇周作(市教育部学校教育課長)外間文彦(市こども家庭局家庭保健課長)親泊理佳子(同子育て支援課長)與那覇盛彦(市小学校長会長)松本尚(市中学校長会長)上地栄作(市立図書館協議会長)饒平名和枝(同副会長)