事案発生時に放送要請/宮古島署・エフエムみやこ協定
ラジオの速報性生かす/情報発信、迅速解決へ
宮古島警察署(喜屋武一郎署長)とエフエムみやこ(黒澤秀男社長)は18日、「地域住民等を守る情報の放送要請に関する協定」を締結した。事案発生時に被害拡大などを防ぐためエフエムみやこに対し、情報発信を要請し、迅速な事案解決を目指す。
宮古島署で締結式があり、喜屋武署長と黒澤社長が協定書に署名した。
協定は警察が取り扱う各種事案発生時に地域住民を守る情報を早期に発信し、被害の拡大を防止することを目的としており、▽殺人、強盗などの凶悪事件の被疑者逃走▽児童、高齢者の行方不明▽子供・女性を対象とする声掛け、つきまといなどの性犯罪の前兆と成り得る事案▽連続して発生する恐れのある事案-などを挙げている。
喜屋武署長は「協定締結で凶悪事件や行方不明事案の情報提供だけでなく、交通事故や路上寝問題に関する一般防犯に関する情報も提供することになる。ラジオ放送を通して、地域住民に情報提供することで、さらなる交通事故や犯罪の抑止などが図られると期待している」と話した。
黒澤社長は「これまでも放送を通して呼び掛けをしてきたが、協定を交わし宮古島署とスクラムを組むことで、より安全な宮古島市、住み良い宮古島市づくりの手伝いができることをうれしく思う。ラジオは生放送、速報性がある。ラジオの利点を生かしていきたい」と話した。