友好都市同士で交流/伊良部島中、鹿北中
文化、自然に相互理解/エイサーやゲーム体験
伊良部島小・中学校(佐久本聡校長)と熊本県山鹿市立鹿北中学校(村上清校長)の交流会が18日、伊良部島小・中学校体育館で開かれた。両校はインターネットで交流しており、対面での交流を心待ちにしていた鹿北中2年生16人、伊良部島小・中8年(中学2年)生33人が参加しゲームなどを通して互いの仲を深めた。宮古島市と山鹿市は昨年7月に「友好都市」を締結し、交流が活発化している。
この交流会は▽同年代との交流を通してコミュニケーション能力を高めるとともに、互いの地域や文化などの知見を広める▽交流を通して自分たちの学校生活や地域の良さを見つめ直す機会とする-ことを狙いに行っている。
鹿北中が修学旅行で来島することに合わせて実施している。来年、伊良部島中が修学旅行で熊本を訪れる際にも交流を予定している。
対面式では、伊良部島中の渡久山琴海さんが「交流会を楽しみにしていた。エイサーやゲームで交流を深め、互いに楽しみましょう」と歓迎した。
佐久本校長は「8年生みんなと心待ちにしていた。自然や気候などの違う学校同士の交流。互いの地域の良さを知り、つながりを大事にしていきたい」と呼び掛けた。
鹿北中一行は、西浦伸一教頭が「互いのことを知り、良い交流になることを期待している」とあいさつした。
生徒代表で渡辺敦輝さんは「宮古島・伊良部島の自然や文化などに触れてたくさん学んでいる。いろいろ話し合い、取り組みで交流を深めたい」と述べた。
交流会では、伊良部島中生徒がエイサー演舞を披露した後、鹿北中の生徒たちが太鼓のたたき方などを体験した。ゲーム「逃走中」も一緒に楽しんだ。