仲宗根さん県知事表彰/県母子保健大会
池村さんは大会長表彰/地域の母子保健向上に貢献
【那覇支社】「みんなで支える親子の笑顔」をテーマに、第57回県母子保健大会(主催・県、県小児保健協会)が18日、沖縄市民会館で開催された。地域の母子保健の向上に貢献したとして、宮古地区から市こども家庭局長で保健師の仲宗根美佐子さん(60)が県知事表彰、母子保健推進員の池村初美さん(67)が大会長表彰をそれぞれ受賞した。
表彰を受け、仲宗根さんは「大きな賞をいただき、とてもうれしい。職場の保健師を代表していただいたので、みんなの励みになる。今後も、みんなで母子保健や児童福祉の向上にまい進していきたい」と喜びを語った。
池村さんは「このような賞をいただき光栄であり、うれしい。これからも賞に恥じないよう日々勉強しながら、さらに地域の母子へのサポートができるように頑張っていきたい」と意欲を見せた。
主催者側では、仲宗根さんについて「1992年旧平良市の保健師に採用されて30年余、母子保健や健康づくり、介護保険など地域の健康課題に取り組み、公衆衛生に尽力した」ことなどを評価した。
池村さんは「約20年にわたり母子保健事業に尽力。推進員の会長として、率先して定例会や研修会に参加し、推進員をリードする一人として欠かせない存在」などが認められた。
同大会は、心身ともに健やかな親子と明るい家庭、健全な地域社会の実現のため、母子保健関係者が一堂に会し、相互の連携と母子保健への意識を高める目的で毎年開催されている。
主催者あいさつで、玉城デニー知事(代読・糸数公保健医療部長)は「皆さんは、日頃から県の母子保健の向上に尽力し、深く感謝したい。引き続き県の母子保健行政への理解と協力をお願いしたい」と述べた。