乗降客数は172万人/23年宮古空港
前年比37万人の増加/コロナ禍前の水準迫る
宮古空港管理事務所(市空港課、伊計盛之課長)は24日、2023年に宮古空港を発着した旅客数(乗降客数)は前年(135万2354人)より37万1786人増の172万3786人だったと発表した。2年連続で100万人台を超え、コロナ禍前の19年(180万3485人)に迫る結果となった。昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで旅行需要が本格的に回復したことが要因とみられる。
23年の利用客数は1~12月すべての月で10万人を超えた。7月の17万4997人が最も多く、次いで10月の16万8753人、8月の15万9226人、3月の14万9095人などと続いた。最も少ない1月で10万9719人だった。
伊計課長は「コロナが落ち着いたことで久しぶりに3地域からチャーター便が飛ぶなど旅行需要が本格的に回復してきているのではないか」と説明した。
その上で、「今後、イベント開催などが増加することでさらに利用客数が増加すると予想される。市民や観光客が円滑、快適に利用できるよう、関係機関と連携しながら一層管理に努めていきたい」と語った。
23年の乗降客数を路線別に見ると、最も多かったのは那覇線の85万7849人。次いで羽田線の49万687人、関西線の15万7724人、名古屋線は10万4570人、石垣線は6万3672人、多良間線は4万4086人、伊丹線4429人となった。
また、6月に宮古-熊本線(上下計200人)、10月に宮古-小松線(同298人)、11月に宮古-仙台線(同271人)でそれぞれ1往復のチャーター便が就航した。