9割超が基準帯以上/23・24年産キビ
操業開始から高品質維持/製糖シーズン中盤迎える
2023・24年産サトウキビの製糖操業が中盤を迎えている。これまでに地区内4工場に搬入された原料(サトウキビ)の平均糖度は基準帯(13・1~14・3度)以上が9割超を占めている。今期の生産見込み量は前期比減だが、品質は操業開始から高糖度を維持している。
沖縄製糖宮古工場は年明けの1月6日、宮古製糖城辺工場は年内の12月13日、同伊良部工場は同26日、同多良間工場は同5日に今期の操業を開始した。
沖糖は1月30日までの25日間に3万9000㌧を搬入。うち基準帯内が46%の1万8000㌧、基準帯以上が49%の1万9000㌧で合わせて95%になる。
宮糖城辺工場は操業43日間で4万7000㌧を搬入。うち基準帯内が35%の1万6000㌧、基準帯以上が57%の2万7000㌧で合わせると92%。同伊良部工場は31日間で1万㌧を搬入。基準帯内が33%で3500㌧、基準帯以上が61%で6500㌧で合わせると94%。同多良間工場は59日間で9700㌧を搬入。基準帯内が18%で1700㌧、基準帯以上が81%で7900㌧で合わせると99%、基準帯以下はわずか0・4%になっている。
今期の生産見込み量は沖糖が前期比1万㌧減の12万4000㌧、宮糖城辺工場が3500㌧減の11万2000㌧、同伊良部工場が3000㌧減の5万8000㌧、同多良間工場がほぼ前期並みの2万2000㌧となっている。4工場で約1万6000㌧減を見込んでいるが、地区全体の生産量では31万6000㌧になる。4期連続の30万㌧超えになる見通し。