重点に若者健診の推進/健康みやこじま21
子どもの肥満対策も/策定推進会議 最終案を報告
市健康増進計画策定推進会議(会長・座喜味一幸市長)の第3回委員会が7日、市保健センターで開かれ、第3次健康増進計画「健康みやこじま21(最終案)」について報告された。計画の期間は2024年から35年までの12年間。健康寿命の延伸や健康格差の縮小、社会環境の質向上などを基本的な方向性としている。
第3次計画は第2次計画の評価、アクションプランと評価目標、一体的に推進する計画などで構成。アクションプランの重点分野として▽若者の健診受診率向上▽子どもの肥満を減らす取り組み▽子どもの虫歯予防-の推進を掲げている。
若者の健診率向上では「40歳の初特定検診時にはすでに生活習慣病が進行し、未治療のまま長期間経過している。若さや自覚症状がないことを過信せず20代、30代の若いうちから健診による健康状態を把握するよう受診意識の向上が必要」と現状を指摘。22年度に5%だった若者の受診率を、32年度には20%に引き上げる目標を設定し、受診券の送付や経済団体、雇用主と連携して取り組むとした。
子どもの肥満を減らすでは、基本方針として規則正しい生活習慣を身に付け、規則正しい食生活、食事バランス、適正量を理解し、適正体重児の増加に取り組むとし、22年度に3・8%の小学生の肥満率を32年度に1・4%まで引き下げることが目標。子どもの虫歯予防では▽お口の健康教育推進▽歯みがき習慣の推進▽フッ化物配合歯みがき剤やデンタルフロス、歯間ブラシの利用推進-などで虫歯を半減させ、全国並みを目指すとした。