スイムコース大幅変更/トライ大会
安心安全な大会目指す/第3回専門委全体会議で確認
第38回全日本トライアスロン宮古島大会の第3回専門委員会全体会議が20日、市役所で開かれた。各専門部の部長らが集まり、事務局から取り組み経過や今後のスケジュールなどの説明を受けた。大会実行委員長の嘉数登副市長は「大会がいよいよ近づいてきた。安全安心な大会にしていこう」と呼び掛けた。今大会では安全面を考えてスイムコースが変更される。
スイムコースは前回大会は東急側のスタート地点から三角形のコースを周回していたが、新たな修正案ではマイパマエスカーサ(旧ウィンディまいばま)前をスタートし、M字を描く形となる。往復1・5キロ泳いだ後、砂浜を25メートル走り、さらに1・5キロ泳ぐ。その後約250メートル砂浜を走り、バイクに乗る。バイク置き場はこれまでと同様の場所。
これにより、救助から搬送までの時間が大幅に短縮されるという。
水泳部は「去年は不幸な事故があった。今年は安全対策を実施して万全で臨みたい。安全面を考えて救護に最短で行けるよう救助時のコースを見直した」と話した。また、レスキュースタッフも増員して対応すると紹介した。
大会は「海・風・太陽(てぃだ) 熱き想い 君を待つ」をテーマにスイム3キロ、バイク123キロ、ラン35キロで行われ、総距離は161キロになる。制限時間は12時間。
スタートは午前7時、下地与那覇の前浜ビーチでスイムを実施する。バイクは宮古島を一周半し、ランは市陸上競技場を発着点として皆福公民館前を折り返すコースで実施される。
選手からの要望を受け、前回は開催されなかった開・閉会式が復活する。開会式・ワイドーパーティーは大会2日前の4月12日に開かれ、アルコール類は提供しない。閉会式・ふれあいパーティーは大会翌日の同15日に行われ、従来通りの内容となる。