緑の街角賞に友利さん/市民運動実践協グリーン部会
「美的で潤いある庭」/第41回審査結果発表
市民の庭造りを評価して緑豊かな街づくりにつなげる第41回緑の街角賞(主催・宮古島市市民運動実践協議会グリーン部会)の審査結果発表が22日、市みどり推進課で行われた。「美的で潤いのある庭づくりだ」と評された平良字西仲宗根の友利達雄さん宅が最高賞の「緑の街角賞」に輝いた。最高賞は2020~22年度は該当がなく、4年ぶりの選出。
最高賞の受賞に、友利さんは「庭づくりが好きで自分なりにこつこつとやってきた。最高賞をもらえて非常にうれしい。この賞を励みに、今まで通り自分にできる範囲で庭づくりを楽しんでいきたい」と喜びを話した。
審査結果は、グリーン部会の平良耕次郎部会長、友利吉博副部会長、亀浜勇助部会員、宮国裕充事務局長(みどり推進課課長)が発表した。
緑の街角賞の友利さん宅は、「一本一本の選定技術、全体の配置などに豊かな感性が感じられる。技術や美観を持ち合わせた最高賞にふさわしい庭だ」と評価された。「本人の熱意が素晴らしい。こういう人が増えれば宮古は緑豊かな島になる」とも期待した。
「植栽美化賞」は城辺字保良の根間徳寿さん宅で、大小さまざまな樹木が丸々と剪定(せんてい)され芝生がきれいに管理されており、一角には素晴らしい盆栽が並んでいる。
「緑化推進賞」の城辺長間の川満義成さん宅は広い庭にモンパノキなどの樹木やランタナ、サンダンカなどの草木や花木を植栽して良く整枝、選定されている。
通り会賞(街路樹剪定美化)」には宮古工業高校通り会(新里光弘会長)が選ばれた。環境美化を通じた会員相互の親睦と地域社会への貢献を目的に、年間計画を立てて具体的に美化作業を実施し実績を上げている。
審査は9日に同部会員らが推薦された複数の候補宅を回り、▽樹木がよく成長し見栄えある庭造りをしているか▽気候風土や地域性に留意した緑づくりをしているか-などの項目で評価を行った。