牧山公園 展望台をリニューアル/観光推進協
新年度で基本構想作成/29年グランドオープン目指す
2023年度市観光推進協議会(会長・吉井良介宮古島観光協会長)の第2回会合28日、市役所であり、牧山公園(伊良部島)活用、受け入れ環境の検討作業部会の今年度の取り組みが報告された。牧山公園改修は新年度で基本構想作成に入り、次年度で実施設計、26年度に展望台のリニューアル工事に着手し、翌年オープン、公園全体のグランドオープンは29年4月とする案が示された。
牧山公園は島東部岸壁の上部に位置し、遊歩道やあずまやなどが1981年に整備された。園内にあるサシバをかたどった展望台は伊良部大橋、来間大橋、池間大橋を一望できる唯一の場所。
改修に向けては21年度から検討を始めており、今年度は先進地視察、地元経済団体との意見交換などを実施した。市は当初、民間事業者による施設整備と運営を模索。民間事業者の意見や提案を聞くサウンディング調査を実施したが、現在は施設や駐車場は、市が整備する方向で進んでいる。
会議では収益を得るための入園料による収入シミュレーション、展望台のイメージ図などが示された。展望台のレイアウト案は2階に展望カフェ、屋上オープンテラスがデザインされている。
受け入れ環境作業部会からは昨年11月から12月にかけて実施した住民と観光客のアンケート結果、人手不足対策などの報告があった。人手不足については今年4月開設予定の宝塚医療大学観光学部を念頭に「大学との連携によるインターンシップ受け入れが、市が抱える観光人材不足の解決策として有効と考えられる」とし、今後は全国各大学との連携を強化していくとの報告があった。