長間駐在所が開所/砂川駐在所を統合
新たな治安維持の拠点に/関係者が祝う
老朽化のため建て替えが行われていた長間駐在所がこのほど完成し13日、同駐在所で開所式が行われた。宮古島警察署の喜屋武一郎署長をはじめ、座喜味一幸市長、県警本部の鎌谷陽之本部長や地域住民らが参加し、開所を盛大に祝うとともに、今後も地域の治安維持の拠点として期待を寄せた。同駐在所と砂川駐在所は統合。長間駐在所が、砂川学区の巡回連絡や事件・事故などの警察業務に対応する。砂川駐在所は「砂川警察官詰所」として活用される。
長間駐在所は1946年に設置され、44人の歴代駐在員が在籍した。1981年に駐在所が建て替えられ約40年にわたり治安維持の拠点として存在。新しい長間駐在所はバリアフリーで相談室を備えたコミュニティールームを設置したほか、台風災害時の停電時も活用できるよう自家発電も備え災害対策も進められている。
喜屋武署長は「新たな地域安全センターの拠点として期待されている。今後も地域に根差し、大切にされると信じている。宮古島署としても新たな駐在所が地域の安全と平穏を守るシンボルとして地域社会に根差していくよう期待と信頼に応えていきたい」とあいさつした。
鎌谷本部長は「限られた警察力を強化するため不断の見直しを行っているところであり、今回の長間駐在の建て替えも地域における警察力を保持し、安全安心の情勢に寄与するものと信じている。地域の実態に即した警察行政を一層推進し、地域住民の安全安心の拠点となることを期待している」と述べた。
同駐在所の前原尚利巡査長は「長間駐在所は長きにわたり歴代駐在員と地域住民に大切にされてきた。これからも西城学区、砂川学区の地域の皆さんと引き続き連携を強化し、地域を照らす安心の灯台として根付いていくよう努めていく」と決意を述べた。
座喜味市長は「長間駐在所を中心により良い明るい社会の創出のために頑張ってほしい」と期待を寄せた。
このほか、砂川学区と西城学区を代表して西西自治会の野原勝会長(代読)、下南自治会の平良光成会長が祝辞を述べた。