自然満喫、離島体験/具志川小児童
池間島で民泊交流
沖縄離島体験交流促進事業の一環で、うるま市立具志川小学校(岸本トモ子校長)の5年生41人が15日、2泊3日の日程で池間島に訪れ、漁業者や農家の家に民泊し交流を深めている。初日は探検しながら池間遠見台跡(海抜15㍍)から池間大橋や大神島などを眺望し、美しい景色を満喫。きょう2日目は、小舟をこいで体験するスゥーニ・マーイ(サバニ回り)を実施する予定。
この日の午後1時すぎから池間離島振興総合センターで、池間島入りの「入島式」を行った。全児童と民泊で受け入れする住民らが参加した。
地元の川上直樹さん(60代)は「きょうから泊まる家のおじぃやおばぁに甘えていい思い出をつくってください」と歓迎の言葉を述べた。
岸本校長は「子供たちは新学期から池間島に行くということでいろんなチャレンジをしてきた。民泊は、子供たちの初めての経験である。子供たちが家族と触れ合い、家事を手伝うので、良いことは褒めてあげてください」と期待を込めた。
児童を代表して吉田明未君は「いよいよ離島体験学習が始まる。体験を通して多くのことを学んで成長しましょう」と意欲をかき立てた。
この後、子供たちは、島内をグループ単位で探検。海の生き物や漁師たちが使う道具の呼び方などが学べるシールを集め、それぞれ宿泊する9軒の家へ向かった。
同遠見台跡から景色を眺めた島袋友光君は「池間大橋が全体的に見られてすごいと思った」と感想を話した。